宮城支部
宮城支部会報「結」7号(通算44号)

支部だより
あけましておめでとうございます。 昨年は、一月元旦の能登半島地震、その翌日の航空機事故と波乱を感じさせるスタートとなり、気候も春から季節外れの暑い日が、10月なっても猛暑の日があるという異常気象の年となりました。自然風景を撮影する私たちも、いろいろと惑わされましたね。 昨年の「第18回宮城支部写真展」は、全会員による全紙作品56点、有志会員による企画展「組&自由展示コーナー」を展示し、来場者数910名と好評にて終了することができました。作品選考は、増井治指導会員による一次選考をベースに、作品選考会にて会員により作品の入替え・展示順を決める二次選考の形で進めました。 また、2018年の「鳥海山麓 春の大撮影会」以来6年ぶりに東北で開催された、本部主催の「春の月山・蔵王撮影会」に、本部からの要請で4名がスタッフとして参加しました。 今年度は、写真展の日程・会場をすでに確保しており、先にご案内の「第19回写真展開催について」に沿って進めてまいります。作品選考の講師に小松ひとみ指導会員をお迎えいたしますので、ご期待ください。 また年4回の例会に、より撮影技術・知識を高めていただく目的で、プロ写真家により直接、作品の講評・指導を受けられる「講評会」を入れる計画にしています。テレビ会議方式のZoomを利用して、例会会場と講師と会場に来られない参加者を、パソコンまたはスマートフォンでつないで受講し、講師とのやりとりも行えます。こちらも、ご期待ください。 今年も、例会や撮影会、その他会員間の交流を通じて、楽しい写真ライフを過ごしていただければと願っております。 皆さまのご健勝とますますのご活躍をお祈り申し上げます。 支部長 阿部正治
ご連絡
1.川?淳一(神奈川県在住)会員が、宮城支部を退会し、 今年度より神奈川支部に移籍しました。今後も活躍に期待しております。
2.宮城支部の当面の予定は次の通りです。
〇 2月2日(日) 宮城支部総会 13:00〜17:00 生涯学習支援センター 第2セミナー室
〇 3月7日(金) 写真展応募作品提出期限
〇 3月30日(日) 例会・講評会
トピックス
?定例会
12月8日(日) 13:00〜17:00 仙台市生涯学習支援センター 第一セミナー室 参加者:9名 内容 勉強会・ 作品互評 打合せ(来年度予定他) 第19回写真展のスケジュール等を確認しました。詳細は、定例会後、支部長よりメールにて発信されていますので、そちらをご確認ください。 第20回写真展の特別展示に関する、現状報告がありました。全倍で作品を掲示するチームから、通常展の中で全倍作品を掲示するという、第15回写真展で実施した方法を採りたいとの報告がありました。本件は、その旨を総会時に提案し、総意を得ることになりました。よって、事前に状況を確認されたい方は、全倍チームリーダーの斉藤 了二様にご確認ください。 組・自由展示チームからは、2ユニットを使用して実施することが報告されました。テーマ展示チームからは、1ユニットを用いて、「水」と「空」をテーマに実施することが報告されました。個展チームからは、3名が立候補し、5ユニットを用いて実施することが報告されました。 以上により、現時点で仙台メディアテーク5階の展示スペースすべてを用いての開催となる予定となりました。 作品互評では、一人2作品が持ち寄られ、構図やトリミング方法等について検討し、作品作りのポイントについての意見交換ができました。 秀作作品に、斎藤 清様の「カラ松林に陽が差して」が選ばれました。
秀作作品 : 斎藤 清 「カラ松林に陽が差して」 撮影地:月山地蔵沼 EOSR5 RF24-105mmF4LIS 焦点距離:70mm F4.5 SP1/100 ISO100 補正-2/3 フィルター:PL 天気が安定せず、晴れたり曇ったりと目まぐるしく変わる状態で朝陽がカラ松林に差し込んだ瞬間を狙いました。
?山形支部写真展訪問
山形県芸文美術館 10月16日 (水)〜 10月20日(日) 山形支部の写真展へ訪問しました。 千葉支部長から、山形県の撮影地の情報や撮影時間に関する情報をたくさん頂戴しました。
ご 挨 拶 : 川?淳一さんよりご挨拶
宮城支部の皆様、こんにちは。 大変急ではありますが、今後の活動を考え、本年から神奈川支部へ転籍する事にしました。これまで宮城支部に在籍しているだけで、支部のお手伝いや貢献も出来なかった事に申し訳なさで一杯です。 28年住んだ仙台を離れたのが2022年。 早いもので、あっという間に2年が経ちました。こちらでの撮影フィールドに、まだまだ慣れておらず、この季節、この時間帯に何が撮れるか山岳地図を見ては、妄想、撮影、失敗を繰り返しながら、撮影に勤しんでいます。恥ずかしながら、今更、宮城の自然の豊かさや恵まれた撮影環境を再認識しています。 宮城支部の皆様におかれましては、ぜひこの宮城、東北の素晴らしい風景写真を全国のJNP会員の方々に発信してくれたらと思います。本来であれば、直接、ご挨拶出来れば良かったのですが、このような形での挨拶となり、申し訳ありません。 短い期間ではありましたが、これまでありがとうございました。 最後に、このような機会を頂いた阿部支部長、早川さん、JNP宮城支部入会の機会を頂いた刈谷さん、石原さん、本当にありがとうございました。
2024年JNP以外での会員の活動報告
1. 2024年 会員の入賞・入選の報告
? 斎藤(清)さん
作品タイトル : 小さな秋 撮影場所 : 名取市十三塚公園 撮影データ :CanonEOS5DMark? EF100-400mmf4.5-5.6 f6.3 1/320 ISO2000
この写真はリスを撮り始めてから2年目に撮った写真です。11月上旬の秋も深まり行く季節でした。いつもの場所にリスが現れ夢中になって撮った記憶があります。この当時、この公園にはリスも多く生息していたのですが、最近はあまり姿を見せなくなりました。原因は色々とあるようですが、元来絶滅危惧種となっている人畜無害で愛くるしいこの小動物を何とか護るべく、今後も撮り続けたいと思っています。
? 黒田さん
作品タイトル: 暮れなずむ 撮影場所 岩手山麓キャンプ場 撮影データ 2024.6.6 18時58分 マニュアル f13 1/80
昨年に続き奨励賞をいただきました。 同好の士と星空撮影に行った時、星の見えるまでの間に夕日の撮影をした時のものです。2本の木が日没後の夕焼けの雲に浮かび上がり良い雰囲気を出してくれました。
➂ 早川
受賞内容:Honorable Mention & Official Selection 作品タイトル:KANDACHIME 撮影場所:下北半島尻屋崎
今年の2月に撮影仲間と尻屋崎に寒立馬を撮影に行った際の作品です。前日まで雪は全く無く、翌日に大雪になりました。 黒い仔馬と雪の関係性をアートに捉えて作品にしています。
編集部より
あけましておめでとうございます。本年も、広報「結」をよろしくお願いいたします。 今回のMy One Shotはお休みいたしました。また次号以降掲載していく予定です。 寄稿いただいた皆様、ご協力いただきありがとうございました。次号以降も、会員の皆様の活動を報告していきたいと思います。皆様からの情報提供をよろしくお願いいたします。